遠藤です。みなさん、あけましておめでとうございます。
今年も、モバイルガーデンをよろしくお願いいたします。
この写真はフウセンカズラという植物の種子です。
あれれ、どこかに1つだけ、サルがいますよ。
私はフウセンカズラの種子は猿の顔に似ていると思ったのでちょっとサインペンで目を書き足してみました。
フウセンカズラは学名はCardiospermum halicacabum L.といいます。属名のCardiospermumはラテン語のCardia(心臓)+Sperma(種)の意味です。
種子を見ると「ハートの種子」の意味は簡単にわかりますね。
この植物は日本語では「フウセンカズラ」、英語では「バルーンベイン」といいます。
かずら(葛)も、ベイン(Vine)もどちらもツルの意味ですから、ツルになった風船という意味ですね。
この植物の果実は。。。
こんな風に、風船のようです。右側の黄緑色の果実は若い果実、成熟すると左側のように褐色となります。中身はどんな風になっているでしょうか?
横切りにしてみました。
フウセンカズラの果実は3つの部屋からなっており(3つのサヤエンドウ型果実が結合してできています)一つの部屋に1つずつ種子が入っています。
そして、種子の向きに注目すると、ハート形の白い模様は必ず中心を向いて付いていることがわかります。
せっかく種子を手に入れたので、今年はこのフウセンカズラの種子を庭にまいて観察してみようと思います。とっても小さな白い花が咲くそうなので楽しみにしています。