ひかりTVで”クイズダービー”を観る
以前のブログで自宅のTVを、フレッツTVからひかりTVに乗り換えたという話をしたかと思います。
自分はTVをほとんど観ないので台風・地震等の災害時用にTV契約をしているぐらいです。ですのでフレッツTVで十分なのですが、ひかりTVをプロモーション価格の1,000円弱で提供中ですとオペレーターさんに薦められて、契約してしまいました。
契約してみて、30チャンネルもあってにぎやかなのですが、観ないチャンネルが圧倒的に多くて番組を観ているよりも、チャンネル切り替えている時間のほうが長いぐらいです(苦笑)。
その数あるCS放送のうちの1つで、たまたま懐かしい”クイズダービー”が再放送されていました。そのような古い番組を專門に放送しているチャンネルがあるのです。
で、懐かしい気持ちで眺めていると、気になることがありました。
それは、番組に登場するプレートの文字がすべて手書きなのです。
出題のフリップが手書きです。
出場者や回答者の名前が手書きです。
最後の製作者のテロップも手書きしたものを切り出している感じです。
この当時でも印刷業者であればきれいな文字を印刷できたはずですが、制作費を抑えるために美術さんに書かせていたものと思われます。
ただこの番組がパソコンで印字できないほど古い番組だったかと疑問に思ったので調べみました。
クイズダービーの歴史
Wikipediaによると
クイズダービーは、1976年1月3日に開始、1992年12月19日が最終回。
本日、自分が観た再放送が何年のものかわからないのですが、1976年頃であればパソコンさえありませんから、手書きであるのも納得です。
それではいつまで手書きだったのか?
それではいつまで手書きだったのか?疑問に思い、Youtubeに投稿されているクイズダービーを調べてみました。
1986年の回ですが、手書きです。
1989年(平成元年)の回も手書きです。
1992年の回は印刷されたもので、手書きではないようです。
つまり、89年から92年の間のどこかで手書きから印刷にかわったということが言えます。
時代背景とフォント
1989年(平成元年)当時、日本国内にはPC-9801と一太郎がビジネスの標準になっていました。ただ、一太郎ではぎざぎざのフォントしか印刷できなかったので、放送に耐えられるような質ではなかったと思います。
Windows機による印刷となると、Windows3.1が導入されたのが1992から1993年で、その頃であればぎざぎざのないスケーラブルフォントを印字できたはずです。ただ、クイズダービーでは1992年までにプリンターでの印字にかわっているので、Windows機ではない可能性があります。
一方でMacの誕生は1984年で、日本語のフォントに対応したのはMac Plusからだったようなので、1986年にはスケーラブルフォントを印字できたはずです。ですので、クイズダービーの印字はMacで行われていた可能性があります。全くの推測ではありますが。