こんにちは、kyokuchoです。
いままでカタい映画の話が続きましたので、ここいらでみなさまお待ちかね?のテーマパーク編をご紹介しましょう。私はkyokucho名義でdpost.jpというディズニーのニュース系サイトをやっていますが、まず聞かれるのが「ディズニーランドで並ばなくてすむ方法教えて!」なんですよね。まあそんな方法は無いんですが、一時期、「現地で話題を切らさないための」iモードサイトという、下心満載なもの(おかげで多数の雑誌に載せてもらいました 🙂 )を作っていたりしましたので、ここいらでマックメムにお越しの方だけに送る夏休み企画、ディズニーテーマパークの小ネタを一気に披露!!BGMとしてへぇーへぇーと一言でもつぶやいてくれれば(笑)
◆スプラッシュマウンテンは、元になった映画がある
スプラッシュマウンテンは東京ディズニーランドの大人気アトラクションなので、必然的に行列も長くなります。ですので、手持ちの小ネタは多く用意していかないと飽きられて大変です。そんなあなたに必要な小ネタとして、「実はこれって、映画が元になったアトラクションなんだよねー」という軽いジャブはいかがでしょう。元になった映画は「南部の歌」という作品ですが、取り扱っている内容が若干慎重にならざるをえないことから、現在では本国でもDVD等発売されておりません。ですから、どんな内容?って聞かれても平気・・・だとおもいます。ちなみに、日本では十数年前にビデオ・LD化されており、アメリカのディズニーマニアがこぞって買ったと言われています。
◆スプラッシュマウンテンには、ストーリーがある
実は単なるウォーターライドじゃないんです。このアトラクションに登場するのは3匹の小動物。ウサギは自分の住んでいる家がイヤで、自分だけの国を探しに出かけます。それを取って食ってやろうというのがずるがしこいキツネと、ちょっと抜けたクマ。最後にウサギは捕まってしまうのですが、ウサギはクマに「皮をはがされても火あぶりになるのも仕方がない。でもあのイバラの茂みにだけは絶対に投げないでくれ!絶対に!」とつぶやきます。それを聞いたクマは・・・にやりと笑って投げ入れてしまいます(ここが、アトラクションで落ちるシーン、スプラッシュ・ダウン)。で、そのイバラの茂みですが、実はここがスタート地点のウサギの家。自分の国を探しに飛び出したけど、結局最高なのは自分の家でした、というお話なんですね。スプラッシュ・ダウンのところについて「いやー、要は落語の饅頭怖いだね」と言うと年代を疑われますので気をつけましょう。
◆カリブの海賊の海賊達は、実在しない
ディズニーランドといえばこのアトラクション、と私は勝手に思っているのですが、実はここで登場する海賊達、実際の彼らの行動を忠実に再現したわけではありません。ウォルトは当初、海賊達の生活を忠実に再現することを試みましたが、彼らは決闘で勇敢に死んでいった・・・というわけではなく、もっとも多かった死因はなんと性病。これではいけないということで、ウォルトはみんなの中にある「海賊」、つまりは想像を忠実に再現したのがこの「カリブの海賊」というアトラクションなのです。ちなみに、数年前のリニューアルにより、このアトラクション内にある2体のオーディオアニマトロニクス(ロボットですね)が最新鋭のものとなっており、今まで1秒間に24アクションだったものが、その2体のみ30アクションになっています。つまりこれ、映画のコマ数とTVのコマ数なんですね。それだけでもかなり動きが違いますので、次に行ったときには注意して見てみてください。すぐに分かると思いますよ。補足トリビ・・いや、小ネタでした。
◆東京ディズニーランドには、本格的なジャズバンドがいる
場所はそのカリブの海賊の少し先にあるニューオーリンズ広場。ここでは、ロイヤルストリート・シックスというジャズバンドのステージが行われるのです。実はこれ、突然始まるアトモスフィアショーで、ガイドブックにも載っていないのですが、ニューオーリンズの街並みにもっとも似合うジャズの音色を、サッチモそっくりなボーカルでディズニーの名曲やジャズの定番を演奏してくれます。このロイヤルストリート・シックス、パークを一歩でると外山善雄とデキシー・セインツという本格派のジャズバンドとして活動しており、ボーカルの外山さんは日本ルイ・アームストロング協会の会長さんであり、「銃にかえて楽器を」を主宰している方でもあります。ニューオーリンズ広場という場所を作ったら、それに似合う「ショー」を作らないとテーマが崩れてしまう。それを実践しているからこそ、テーマパークなのですね。(ちなみに開催は週末となります。)
◆最高のアトラクションは、「あなた」である。
ここまで読んでも「ディズニーランドは混んでるから行きたかないなあ」とお思いの方も多いでしょう。でも、ガラガラで、誰もいなくて、ふれあいのないディズニーランドって本当に楽しいでしょうか。
かのウォルトは、ロスのディズニーランドがオープンする直前にこんな一言を言ったそうです。
「忘れちゃいけない。最大のアトラクションは『人』なんだよ。この場所を人でいっぱいにするんだ。それが本当のショーの始まりなんだ」
さあ、あなたもその一員になってみませんか?
では!
(kyokucho/宮田 健)