iPadのフロントパネル交換に成功したものの、ホームボタンを禁断の方法で固定する。

昨日のブログ”iPadが再起不能に!iTunesへの接続も受け付けず。さてどうする。”の続きです。

アマゾンで購入したフロントパネルが早速到着。

想像していたよりも、しっかりとした梱包。フロントパネルがエアキャップに包まれてくるのかと思っていたら、箱入りだった。取り出してみるとこんな感じ。

早速作業にとりかかる。まずは本体のフロントパネルを取り外す必要があるがいたってシンプル。フロントパネルを固定している粘着テープをはがして、液晶パネルがとまっている4本のビスを外して、ケーブルを固定している3本のビスをはずすだけ。詳細は割愛するが、興味があればiFixitで確認してください。

これが液晶パネルを取り外した後にフロントパネルを取り外したところ。

あとは、届いた新品のフロントパネルと逆の手順で交換するだけなので、いたって簡単。実際に仮組みをしてみて正常動作することを確認できた。

しかし、ここで問題発生。ホームボタンがどうもしっくりこない。ホームボタンは機能するものの、クリック間が乏しい。また、ホームボタンが下に下がったまま戻ってこない感じになる。いくら微調整してもうまくいかない。なぜだ?

ということで、ボタンの構造を知るべくばらしてみた。

ボタンのクリック感は、ボタン側の金色の凸(写真右側の○部分)が押されると発生する。その金色の凸を押すのが、銀色の凸(写真左側の○部分)だ。つまり、凸と凸が1点で接触することになるので、ピンポイントでの調整が必要になる。

金色の凸はボタン自身なので、これはiPadのフロントパネルの穴に固定されて上下左右にずれることはない。しかし銀色の凸は、凸を支えるベースが粘着テープでiPadの筐体に固定されているだけなので動いてしまう。取り付け時にうまく調整しても、ボタンを何回か押せば凸と凸が微妙にずれてきて、最終的には金色の凸が押されなくなる。この時にクリック感が消失し、ボタンが下に押されたきりになって戻らなくなる現象が発生すると推測する。

問題は銀色の凸がずれることにあるのだから、ずれないようにするにはどうしたらよいか?ベースの粘着テープでの固定をやめて、瞬間接着剤で固定することにする。ちょっと禁断のやり方ではあるが背に腹は代えられない。

で、実際にやってみるとすこぶる快調。本来ならアップルはこの銀凸のベースをネジ止めすべきだったと思う。

これで正式に組み付けて、作業完了。ご苦労さまでした。

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