![ミニチュア効果](https://macmem.com/wp/wp-content/uploads/2019/08/9e1ab5dfc97b947078ea5215f4e11133.png)
Tiltshift
下の写真は数年前に撮った横浜スタジアムの写真です。これを見てミニチュアを見ているように感じませんか?
![ハマスタ1](https://macmem.com/wp/wp-content/uploads/2019/08/8af7dd562d1e0732ebf982c346968f6a.jpg)
もしそう感じたら、あなたの脳は勝手にミニチュアでない写真をミニチュアだと補正しています。
勝手にです。無意識にです。これって許せます(苦笑)?
これは今年の横浜スタジアム。これも同じように感じますよね?
![ハマスタ2](https://macmem.com/wp/wp-content/uploads/2019/08/240f66cedfabfea221c827e75e73641a.jpg)
写真にちょっとした処理をほどこすだけで、人はミニチュアを覗き込んでいるような感覚に陥ります。
Tiltshiftの処理
脳をだますわけですから、かなりめんどうくさい処理をしているに違いないと思うでしょ。ところが、実はすごくシンプルなんです。
- 上下をぼかすことと
- 色を強めにする(彩度を上げる)
だけなんです。
これだけの処理で、ミニュチュアを観ているような感じてしまいます。それぐらい脳は賢いというか、アホというか。騙されやすいものです。
頼んでもいないのに脳が勝手に補正する
下の裏返っている台車は浮いているように見えませんか?
![浮いている台車](https://macmem.com/wp/wp-content/uploads/2019/08/ad66ac9331b2a8ed3f2c9d679c61eb9d.jpg)
街灯の影と台車は本来全く関係がないのに、たまたま隣同士に映っただけで、自分の脳は街灯の影が台車の下にあるように勝手に補正してしまうわけです。
今もって信じられないのは、このブロックAとブロックBが同じ色であるということです。
![同じ色の絵](https://macmem.com/wp/wp-content/uploads/2019/08/01.jpg)
実際にAとB以外を隠して、2つのブロックを隣同士にすると同じ色であることがわかります。ただ、同じ色だと理屈でわかっていても、自分の脳はつねに違う色であるように補正してしまいます。
ツイッターにあった写真ですが、脚にオイルびたびたに塗っているように見えます。
are these legs shiny and oily or are they legs with white paint on them pic.twitter.com/7Z8e8F1JCZ
— kayden stephenson (@kingkayden) October 26, 2016
しかし実際には、脚に白い絵の具を塗っているだけなんです。でもその白い線のおかげで、脚中オイルで光っているように見えるわけなんです。これも脳が補正しているわけです。本当に不思議です。
まとめ
脳は勝手に補正をかけてくれて賢いのですが、賢すぎてあきれてしまいます。
ちなみに、下に続きもありますので、よろしければどうぞ。