LEDライトは目にささる
最近クルマで走っていると、対向車のライトが眩しいなと感じます。
原因はLEDのせいなのですが、ロービームでも結構強いです。
LEDライトは目にささるなんて表現されますが、まさにそれです。
そんなことを考えていると、米国の街灯1本もない真っ暗な田舎道で対向車のライトを頼りに走っていたことを思い出しました。
夜の真っ暗な田舎道を走る
自分が留学していた米国の大学はど田舎のど田舎にありました。
都会に出るにはクルマで1時間近く走らないといけないような環境でした。
大学の4km四方ぐらいは一応町なのですが、そこをすぎると隣町まで15分間ほどずっと畑が続いています。
その間街灯はまったくありませんので、夜走ると自分のライト以外にあかりがありません。
そんな状態でもハイビームにしていれば数百メートル先まで道を照らせるので危険ではありません。
で、問題は対向車が来た時。
相手が眩しくないようにハイビームからロービームにするのですが、そうするとクルマのちょっと先しか道を照らすことができません。
そんな状態でどうやって運転するか?その場合は対向車のライトを目標に走ります。
対向車のライトが眩しいということは、対向車が正面から向かってきているということですから、対向車のライトに向かって走っていれば、直進していることになります。
町と町の間は家がないので人が飛び出してくることもありませんし、人が歩いていることもありません。なので、真っ暗闇の中をロービームで時速100km近いスピードで走ることができます。
田舎道のハイビームの闘い
ところが、このハイビームからロービームに変えるタイミングで時々バトルが展開されます(苦笑)。
対向車のハイビームが眩しいということは、相手も同じように眩しいと感じているはずです。
なので、自分が眩ぶしいと感じたらロービームにします。
ただ、相手が気が利かないとロービームにしてくれないことがあります。そのような場合、自分もハイビームに戻して相手がロービームにしてくれるように促します。
これで99%ぐらいの対向車がロービームにしてくれます。
ところが問題は残りの1%。
意地を張っているのか、こちらがロービームにするまではハイビームにし続ける輩がいるわけです。
で、こちらも相手がロービームにするまではハイビームのままでいます。
もうチキンレース(苦笑)。
結局お互いハイビームのまますれ違うことになるのですが、もう目がちかちかします。そして、車内でお互いに相手を罵ることになります。
で、最近のクルマのライトがLED化されていて、この真っ暗な田舎町のチキンレースがさらに激しい目潰し合戦になっているのではないかと遠い日本から要らぬ心配をしている次第です。