
ビネガーシンドローム
かつて、Mac ClassicをCRTから液晶モニターに取り替える改造をしました。
そのMac Classicを2〜3年使用しないで、押入れにいれっぱなしにしていたところ、以下のように液晶モニターの表面がシマシマになってしまいました。

この症状をビネガーシンドロームと言うそうです。
詳細については以下に書きました。
使用中のモニターでも発生か?
ビネガーシンドロームは、空気中の湿気によって液晶表面のフィルムが加水分解されていく現象です。そのため、押入れ等の高温多湿な環境に液晶モニターを置くことを避け、風通しのよい部屋の中に置いておけば問題がないと考えていました。
ところが最近、自分の使用中のナナオ社製27インチ液晶モニター「FlexScan SX2761W」にてビネガーシンドロームが発生している感じなのです。

画面全体に白く細長い気泡が現れています。

横からみたところ。画面上に細長い気泡が無数にあります。

これは比較的大きな気泡のアップです。触ると段差を感じることが出来ます。
これには少々驚いています。今まで数多く液晶モニターを使ってきましたがこのような症状は初めてです。つまりビネガーシンドロームは通常使用でも発生する可能性があるということです。
このモニターは10年以上使用しているので、寿命といえば寿命ですが、こういう壊れ方をするとは想像していませんでした。
もしかすると液晶モニター表面のフィルムの製造メーカーによって発生しやすいものと、そうでないものがあるのかもしれません。
症状がもうちょっと激しくなったら、新しいモニターを新調することを検討したほうが良さそうです。