モノタロウユニバーサルホルダー
スクーターの駆動系のメンテナンスをする上、ドライブフェースやクラッチアウターを取り外すため、ユニバーサルホルダーが必須です。
エアインパクトレンチを持っていればユニバーサルホルダーは不要ですが、これを読んでいるということははエアインパクトレンチなんてもってないということでしょう。
さて、以下のモノタロウのユニバーサルホルダー。業界ほぼ最安値、かつ強度もしっかりしていて気に入っています。
ただし、爪が短いのが玉にキズ。ドライブフェースやクラッチアウターの穴の位置が深いものだと爪が届かない、もしくは浅くひっかかるだけですぐにはずれてしまいます。
かなり力をかける必要がある工具なのですが、力をかけている最中に爪が穴からはずれると大変危険です。
爪が長いものに買い換えればよいのですが、もったいないので改造してみました。
爪をボルト交換
結論から言うと、爪を30mmのボルトに交換しました。手順は以下のとおりです。
爪の取り外し
この爪、ネジになっています。
よって、反時計回りにまわせば外れます。
ただし円形なので掴むことが難しいです。自分はユニバーサルホルダーの先端をバーナーあぶり、ペンチを最大握力でにぎって、「ふむっ」と回したらなんとか外れました。
ボルト装着
ボルトの径はM8。固定するものの形状によりますが、ボルトの長さは30mmあれば十分ではないでしょうか。長すぎてもうまく固定出来ません。
ユニバーサルホルダー側の先端にねじ穴が切ってありますので、そこにボルトをねじ込んでいきます。
そしてボルトを固定するためにナットを締めます。ボルトが根本で曲がることを防ぐためにもナットを締めておくと良いでしょう。
実はこの写真は50mmのボルトなのですが、長すぎました。後でグラインダーで30mm程度に切断しました。
こんな感じで、クラッチアウターをしっかりと固定することができました。
結論
モノタロウのユニバーサルホルダーの爪をボルトに交換したら、しっかりと穴にひっかかり実用に耐えられるようになりました。
というか、せっかく本体にねじが切れてるのだから、モノタロウさんのほうで色々な太さや長さの交換可能なアタッチメントを売り出せばいいのに。そしたらもっと売れるのに。
ただ、こういう面倒なことが嫌いな方は、アマゾンで以下のようなユニバーサルホルダーを購入されると良いと思います。値段も手頃ですし。