タブがメモリースロットの上にあるすごーく稀な故障。

iMacのメモリーをご購入頂いたお客様から、メモリーが装着出来ないというメールが届く。作日のブログに書いたように、力加減の問題かとタカをくくっていたのだが、スロットにメモリーが全然はいっていかないらしい。お客様にメモリースロットの中をみてもらったところ、なんとタブがスロットの上にある!

メモリースロットの上にタブがあって、これではメモリーが入れられない。

ちなみに以下がが正常な状態

確かにこれではどやっても入らないはずだ。これは完全にアップルの製造ミスなので、アップルで修理してもらうことをお薦めする。ただ、アップルに問い合わせるとすでに1年の保証が切れているので有料修理になるということで、それでは申し訳けないので、うちで治せれば治してみるので本体を送ってもらうことにする。

で、本日本体が届く。とりあえず本体をばらす。で、スロットをチェックすると、なんとタブははがれているだけだったのだ。

タブ付きのメモリースロットは、スロットに付属している金属の板をひっぱることでメモリーが外れる仕組みになっている。そして、タブは通常その金属の板をぐるっと回って固定されていて、タブを引くことで金属の板がひっぱられ、メモリーが外れる。で、タブ同士はどうやって固定されているかというと、接着面のあるタブ同士を貼りあわせているのだった。つまりセロハンテープの内側どうしを貼り付けるのと同じ感覚である。

で、問題のタブは、タブ同士の貼りあわせが甘かったようで、はがれ、片側のタブが内部のスロットにかかってしまったというわけだ。タブを触るとべたべたする接着面があり、また手前のタブにも接着面があり、内部のタブを矢印の方向に向けてぐいぐい張り合わせるとしっかりと固定出来た。

通常使用していない部分の故障というのは、使うときにはじめて発覚するので、保証切れになっていることがよくある。購入した時にチェックをすれば良いというのは分かっていても、使わない機能をチェックするのは面倒くさいものなので、自分もほとんどやらない(苦)。なのでお客様を責めるわけにはいかない。それにしても簡単に治って良かった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました