言葉1つで人格が変わるのってどうよ。

準必須授業ということで、この歳になってから英会話の授業を履修。最初の授業では小グループにわかれて英語による自己紹介。

米国は自己主張をしないと放って置かれる社会なため、生き延びるために怪しい英語を駆使してハッタリをかましてきた身としては、英語を察して理解してくれる環境というのは大甘でありがたい。一方でそういう実際の訓練をしていない学生には大変そう。

ある学生は自分の専攻について説明するときに、日本人特有のにたにた照れ笑いを浮かべながら「自分のしていることは大切な研究なのだが英語ではうまく言えない」と説明できないことを説明するのに一生懸命だった。

さぞかしその説明がしたいだろうと思って、授業の後に日本語で聞いてあげることにした。すると、笑みの一つも見せずに、専門用語を羅列してこんなことはどうせ聞いてもわからないだろう的な説明をしてくれた。

言葉(英語)で説明出来ない時は自分が攻撃されないように(本能的に)フレンドリーだが、言葉(日本語)を操れるよになると、途端に攻撃的になる(照れ笑いに対する照れ攻撃か)。言葉1つで人格が変わるのってどうよ。言葉って自分の鎧であり、武器である、ということを実感した次第。

出崎統氏、死去。「あしたのジョー2」「映画版 エースをねらえ」などを高校生の時に観て、彼の演出に感動していた。原作の漫画を劇画チックにアニメで表現が出来るスバ抜けた才能のある監督さんだった。

アマゾンで調べたらあしたのジョー2のサントラがまだ売られていた。高校の時にこのLP(死後)買ったなー。

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