kyokucho/宮田健の気分はブルースカイ:第57回 ディズニーテーマパーク、ちょっと怖い話

気分はブルースカイ

こんにちは、kyokuchoです。

このところ夏真っ盛りで本当に暑いとしか言いようがないのですが、そこで、ディズニーを巡る背筋が凍るお話をご紹介しましょう・・・。

1.驚愕!東京ディズニーランド・誘拐多発の噂

恐ろしいですねえ。あれだけの混雑ですから迷子は当然のように多発するわけですが、一人くらいいなくなってもおかしくないだろう・・・というところから出てきたお話。

東京ディズニーランドでは、よほどのことがない限り園内一斉放送を行いません。迷子の場合も基本的にはキャストがはぐれている子供を見つけ、迷子センターに情報を集めます。ある日自分の子供が迷子になって迷子センターに届け出るも、いくら時間がたっても子供が見つかりません。不審に思った親がゲートのところで待っていると、親に抱えられて眠ってしまっている外国人の子供が目に入りました。ところが、なんとその子は自分の子供と同じ靴下をはいているじゃありませんか。そう、その子はトイレの中で髪の毛を染められ、変装させられてパークの外に出ようとしていたのです。東京ディズニーランドでは集団拉致がおこなわれているのです!でも東京ディズニーランド側からこのことは口止めされていて・・・

・・という体験談が、昼のテレビで放映され、大変なことになりました。当然、そんな事件はあり得ません(変装させられたらよけい目立つような・・・)。その体験談は放送の中でスゴイ話1等賞的な賞をもらっていましたが、当然ながら放送局は裏を取っておらず、後日、しっかりと訂正が入ったそうです。

このあたりのお話は変装ではなく大きなボストンバックに入れられていたなど、いくつかのバリエーションがありますが、ほぼ全て単なる噂だと思っていいでしょう。さすがに本当にそのようなことがあれば、一瞬でマスコミが食いつきます。オリエンタルランドは隠蔽工作がうまいから・・と言う方もいるかと思いますが、隠蔽工作がうまければ脱線も隠せたはずですし。


2.戦慄!ティガーがあなたを襲う!

ティガーといえば、くまのプーさんファミリーの中でやんちゃなトラ。Mac系の方で言うとMacOS Xサーバ10.3のコードネームがティガーだったと噂されてた記憶が。このかわいらしくて大人気のティガーですが、フロリダ、ウォルト・ディズニー・ワールドではこのティガーが大変なことをやらかしてくれました。

第一の事件は、このティガーの着ぐるみが強盗に入ったという事件。フロリダのコンビニエンスストアに、ティガーの着ぐるみを着て「爆弾を持っているぞ」と店員を脅すという事件が発生。店員が相手をしなかったことから犯人は逃走、そのまま捕まるという何ともいえない事件が実際に起きてしまいました。犯人がなぜティガーを選んだのか気になりますが、さすがにディズニーキャラクターに金を出せ、とすごまれても困惑してしまうような。

そして第二の事件はかなり深刻。先日、ティガーの中に入っていた男が逮捕されました。容疑は「女性ゲストの体に触った」。もうここだけで真性なディズニーキャラクターファンは卒倒しそうですが(笑)、紛れもなく中の人がそのような破廉恥な行為を行ったという証拠ビデオまで公開されていてちょっとびっくりしました。

で、この事件ですが、裁判所にティガーの着ぐるみや手袋まで登場し、それらを着けていた時の動作を検証、無事、ティガーの中の人は無罪を勝ち取ることになりました。よかったよかった。しかし、なぜこのような事件は「ティガー」が発端となるのか・・・謎はつきません。


3.恐怖!消えた「権利」!

さて、最後は本当に恐怖を感じることができるお話。これまたウォルト・ディズニー・ワールドでのお話なのですが、キャラクターの中に入るキャストに、通常誰もがふつうに持っている権利が無かったという恐ろしいお話です・・・

近くで見た人やさわった人はご存じかと思いますが、ディズニー・キャラクターの着ぐるみはびっくりするくらいのハイテクがつぎ込まれています。たとえばミッキーマウスなどはハナがピクピク動くようにできていますし、最新のものはカメラまで内蔵されているとか。それだけに、彼らのコスチュームや靴、そして下着は非常に特殊なものになっているそうです。

通常、キャストはキャストセンターに立ち寄り、その日に割り当てられた場所に合ったコスチュームが支給されます。これを家に持ち帰ることは厳禁で、コスチューム/ユニフォームの洗濯はそれ専用の関連会社がパーク内に存在しているくらいの規模の、たくさんの種類の服があります。で、キャラクターはもっと特殊で、外に線が出ないように下着も特注のものが支給されます。

ところが、この下着、特別なものであるためコスチュームと同様、外部に持ち出すことができませんでした。洗濯を専門に行うディズニーの関連会社が洗濯してくれる・・・はずだったのですが、なんとこの作業がしっかりと行われていなかったということで、裁判沙汰になってしまったのです・・・うわああ、考えるだけでぞっとする(笑)

結果、当然ながら?キャスト側の訴えが通り、無事下着はキャスト自身が家に持ち帰って、自分の手で洗濯することが許されるようになったそうです。いやあ、よかったよかった・・・ってきれいな下着を着る権利はあって当たり前では?!


ということで、夏はまだまだ長いですが、こんな恐ろしい話がもう出てこないことをいのりつつ・・・

では!

(kyokucho/宮田 健)

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