iTunesカードを無くしても、あなたはアプリを購入出来る?セイラー教授の心の会計

以下の2つの場面を想像してみて欲しい。

あなたはどちらのタイプ?

ケース1
iTunesストアでアプリを購入しようとする。
以前1,000円のiTunensカードを買ったなと、財布を見ると無い!どこかで落とした〜!ショック!
さて、あなたはアプリを購入する?

ケース2
iTunesストアでアプリを購入しようとする。
財布を見ると1,000円札が無い!どこかで落とした〜!ショック!
さて、あなたはアプリを購入する?

一般的な人の行動では...

前者ではアプリを購入を断念する人が多く、後者ではアプリを購入する人が多いんですって。
よくよく考えると、ケース1、ケース2、ともに1,000円の資産を失っているのだけど、人は単純にそうは考えない。

リチャード・セイラーの”こころの会計”

これ、行動経済学の分野でノーベル経済学賞をとったリチャード・セイラー教授が唱えた”こころの会計(Mental Accounting)”なる現象で、出費に対して自分がカテゴリーわけしていて、その中でやりくりするのだとか。

つまり前者ではすでにアプリの予算1,000円を使いきってしまったのでアプリは買えないという気持ちになり、

後者は、カテゴリーわけされていない1,000円を失っただけなので、アプリの購入に影響を与えないことが多いようです。

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