AirPodsの偽物
今頃になって初めて知って驚いているのですが、アップルの片耳づつ独立したイヤホンAirPodsの偽物?そっくりさん?イミテーション?が無数に販売されているのですね。
例えばアマゾンでは以下のような感じです。
どれも、中華製で超安価。1000円以下のものまであります。その中にはアマゾンで高評価なものもあるのですが、本当の評価なのか疑ってしまいます。
若者は音楽にお金をかけている?
Apple製の本物のAirPodsは税込みで2万円弱です。
この価格にも関わらず、最近街中で若者がよくAirPodsを耳にしているのを見かけていました。
若者は音楽にはお金をかけるんだなと思っていましたが、もしかすると偽物を使っている人も多いのかもしれません。
なぜ偽物が多いのか
なぜ偽物が多いのか?一番の理由として、シンプルなデザインにあると思います。
AirPodsってデザインをシンプルさゆえにAppleのロゴがはいってません。そんなデザインなので、よーく見ないと本物と偽物の判別がつきません。
NikeであればNikeのスウォッシュラインを真似ると偽物扱いになるので、メーカーは微妙に線を曲げたり、線を2本にしたりしないといけません。すると明らかに偽物とわかるので、ダサくて履けません。ところがAirPodsのデザインだと似せても見た目にわからないので抵抗感は少ないです。
えん魔さん@xr7zkからの報告
これ、近所のディスカウントストアで1000円ほどで買いました。充電がろくにできず、30分ほどの再生であえなくバッテリー切れ。その後充電不可となり、翌日には返品しました。
— えん魔 (@xr7zk) 2019年6月18日
ということでした。
確かにアマゾンのコメントをみても、充電が出来なくなる、ペアリングが出来なくなる等の報告は多い感じがします。小さいデバイスだけに品質管理が難しいのでしょうね。
安物買いの銭失いかもしれないですね。
AirPodsと対極のデザインbeats
先日Powerbeats Proが発表されました。
このようにしっかりとロゴをいれてあると、形は真似ができてもロゴは真似ることができません。よって偽物はb以外の文字、例えば9とかを使わないといけません。
こうなると完全に偽物とわかりますので、ダサさから装着に抵抗が出てきます。それが偽物を作らせない抑止力になります。
ジョギングとイヤホン
ちなみにですが、自分は音楽を聞きながらジョギングをすることが減りました。歳をとると音楽がノイズに聞こえてくるので、音楽を聞かなくなるというような調査結果があります。
自分の場合、ジョギングは自分の体との対話だと思っています。心拍数や呼吸量や脚の筋肉からの信号を頭でモニタリングしながら、調子が崩れないように調整しながら走るのがジョギングの醍醐味な気がしています。ですので、音楽があるとその作業に集中できないように感じています。これ自身が老化なのかもしせませんが(苦笑)。
虐殺器官の名言
ただ、音楽を聴きながらジョギングする気持ちもわかります。
テンポの良い音楽を聴くと軽快に走れるようになるからです。
伊藤計劃の虐殺器官にこんな台詞があります。
「われわれが空港やカフェで聴くように、アウシュビッツにもまた、音楽は在った。目覚めを告げる鐘の音、歩調を合わせる太鼓の響き。どれほど疲れきっていても、どれほど絶望に打ちひしがれていても、タン、タン、と太鼓がリズムを刻めば、ユダヤ人たちの体はなんとなくそう動いてしまう。音は視覚と異なり、魂に直に触れてくる。音楽は心を強姦する。意味なんてのは、その上で取り澄ましている役に立たない貴族のようなものだ。音は意味をバイパスすることができる」
自分の中に、自分の体は自分の心が動かしたいという思いがあるかもしれません。