見おろした写真で脳は補正する
脳が勝手に現実を補正するという、昨日の話の続きです。
昨日、Tiltshitの処理方法について、1点だけ不足しいる情報がありました。
処理方法は単純で、
- 上下をぼかすことと
- 色を強めにする(彩度を上げる)
と言いましたが、実は大切なことがもう1つありました。それは...
3. 上から見おろしていること
です。
見おろさない写真は、ただの写真だ!
下の写真はハマスタの観客席を下から撮った写真です(中央部は引退した下園選手イケメンに写っていますが、Tilfshiftの処理でイケメンになったわけではなく、もとからイケメンです。)
これみて手前の席が若干ミニチュアっぽく見えますが、全体的にピンボケの写真ぐらいにしか感じません。やはり、見おろす写真でないと脳は補正をしないんです。
脳の補正ロジック
脳はなぜ見おろしていると補正をして、見おろさないと補正をしないのか。それは脳なりのロジックがあるのです。
見おろしている写真で上下がぼけるという現実の世界ではありません。大きなものを見おろしているときはボケるはずはありません。
逆にミニチュアの写真をとると、写真のまわりが必ずボケます。
例えば以下は本当のミニチュアを写真に撮ったものです。
マヨネーズの上のほうとか、右端の人がぼけています。写真の特性上小さいものを撮影するとまわりがボケるわけです。
脳はこの本物のミニチュアの写真から、ミニチュアを撮影するとこうなるというイメージを学んでいるわけです。
よって、上から見下した写真でまわりがボケていれば、”ミニチュア以外にない!”と脳はミニチュアでないものでも、勝手にミニチュアとして補正してしまうわけです。
これは脳が賢いというか、賢すぎてアホでしょ(苦笑)。