杖をついているお年寄りがスクーターに
スーパーで買い物をして出ると、前方にとぼとぼと(歩幅にして20cmぐらい)杖をついて歩いているお年寄りがいました。歳は80歳前後と思われます。
スーパーから家まで歩いて帰るのかと思っていたら、なんとスクーター!に乗って帰って行きました。
自転車も乗れないような足取りだったのに、ハードルがさらに高いスクーターを運転して行ったことに軽いショックを受けました。
スクーターをとっさに支えることが可能なのか?
杖をつくお年寄りにとって、自転車は膝を高く上げる必要があるので体力的に難しいとは思います。その点スクーターなら手首でアクセルをひねるだけなので楽といえば楽です。
ただし、スクーターの重量は50kg以上あります。何かのタイミングでとっさに倒れないように足をつくことができるのか。その足でスクーターを支えることができるのか、ちょっと心配になりました。
転倒してしまったら、骨折とか、最悪は轢かれてしまうことも考えられます。
生活のために移動手段がなくてはならないのならば、せめてシニアカーにすべきなんでは?と思います。
「そんなシニアカーなんて遅くて乗ってられん!」なんて言うんだろうなと想像してしまいます。
でもなぜシニアカーではなく、セニアカー?
話がそれますが、お年寄りが乗る電動カートをなぜ「セニアカー」というのでしょうか?「シニアカー」でいいのに不思議でした。
調べてみるとスズキが作っている「シニアカー」を「セニアカー」ということでした。スズキは「シニアカー」のトップシェアのため、「セニアカー」が一般名称になったようです。ちょうどバンドエイドが絆創膏の一般名称になっているようなものかなと。
人の平衡感覚というのは衰えない
それにしても、最近は電動アシストが普及したせいか、ゆっくりなスピードながら自転車に乗っているお年寄りが多いです。体力は衰えても、人の平衡感覚というのは衰えないものだと感心します。