”ゲーム少年の夢”という本です。1991年に出版された本です。
この本は著者が米国で博士号を取得する話がメインです。米国の一流大学での博士号取得がいかに大変なものかを教えてくれるとともに、途中大病を患うものの、それをクリアしていく過程が見事です。
また、学生時代のApple IIのソフトを作った話も書かれていて興味深いです。ソフトを製作して秋葉原に売りに行き、いくらで売れるかというような業者との駆け引きの話は燃えます。
またApple IIで世界で初めて日本語ワープロソフトを作ってマスコミに取り上げられた、なんてことも書かれています。その当時で100万円以上で業者に買ってもらったそうです。定価は3万円で販売され、ワープロが世に出てくるまではそれなりに需要があったそうです。
あの当時のApple IIはすばらしかった。
その著者である冨田先生は現在慶應義塾大学先端生命科学研究所の所長をされております。
自分はこの本に書かれている冨田先生の学生時代の武勇伝に励まされ、夢をもって米国に渡りました。これは自分の恩人的な本です。
今はご縁あって、冨田先生が所長をなさっている慶應義塾大学先端生命科学研究所のMac ProやiMacにマックメムのメモリーをご使用いただいております。大変光栄なことです。
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