シネコンはタダ見が出来る構造
映画を無料で見たのがばれたというニュースがありました。
最近の映画館の多くはシネマ・コンプレックス方式で、チケットをもぎる入り口を入った後は復数のシアターが連なっているのですが、そこではチケットをチェックしないわけです。なので、1本観終わった後に、別のシアターに入ってタダ見しようと思えばできるよなと思っていました。
で、実際にタダ見していた人が捕まったわけです。「やっぱりタダ見できるよな」と、自分は全然驚きはありませんでした。
最近の映画館は指定席制なので混んでいるシアターでのタダ見は難しいですが、空いているシアターでは適当なシートに座ってタダ見が出来るわけです。
正直なところ、これでタダ見されても映画館は損をするわけではありません。映画を1人で観ても、500人でも観ても1回の上映料は同じなわけですから。
確かにタダ見する人から料金を徴収できないことは損と言えますが、タダでなければ観なかったかもしれないわけで、どっちもどっちです。
時代は定額制
お客様はタダ見はしないだろうという性善説で出来ているシネコンですが、不正が続けばシアター毎にもぎるようなシステムにしないといけません。ただこれでは人件費がシアター毎にかかりますからムダです。
であれば、いっそ映画毎の鑑賞料ではなく《入館料》としてを価格を上げて、シアターで何を観てもOKにしてしまってはいかがでしょ。レストランの食べ放題ならぬ、映画見放題です。
人気のある特定の映画は別料金としても、空いている映画なら開放してあげても損はしないような気がするんですよね。
自分が若かりし頃は3本立てとか5本立ての映画館なんていっぱいあったし、映画館が総入れ替えなんてシステムでもなかったから1本の映画を2回観たりしたものです。
そんな感じののりで、見放題制にしてくれたらうれしいななんて願望も込めて提案してみました。
おまけ
実家は東京の大井町なのですが、1980年代に100人も入るといっぱいになる映画館があって3本立ての映画をよく観に行きました。
ちょっと足を伸ばせば、自由が丘とか三軒茶屋にも素敵な名画座があって良く行きました。
高校生時分の愛読書は《ぴあ》。どこで観たい映画をやっているか、くびっぴきで調べて遠征したものです。
当時は《ぴあ》でアニメながら常に観たい映画の上位にランクインしていた《カリオストロの城》とかはどの劇場でもいっぱいでした。
懐かしい思い出です。