AirPods Proが売り切れ!
AirPods Proが売り切れだそうです。本日11月27日ですが、現在注文をしてもクリスマスプレゼントにも間に合わないのだとか。
こういう話を聞くと爆発的にヒットしている!と誰でも思いますよね。ただ、こういう時にちょっとうがった見方をしてみたいと思います。
わざと売り切れにするマーケティング
人間はあまのじゃくで、在庫があるものは別に興味がないくせに、在庫がないと興味をもったりします。
「AirPods Proの音質は最高だ!」という評価は、在庫が十分ある時には「うーん」ぐらいにしか感じないのですが、在庫がない時に聞くと「うらやまし〜」みたいな気持ちになります。
タピオカドリンクだってずっと昔から売られていましたが、行列ができるようになると自分も行列に並んでも飲みたくなるのと同じです。
服のトレンドを作るマーケティング
ちなみに服のトレンドって偶然出来ているわけではなく、それなりに人が介在して作っています。
どうやってトレンドをつくるかというと、わざとサイズの小さい服をしか作らないという戦略があります。
するとその服が着られるのはモデルさんのような人ばかりになります。そうするとモデルさんばかりが着ている服として認知されるわけです。そのデザインの服を着ることが一種のステータスのようになったりします。
で、適当な頃合いをみて、それからちょっとだけ大きなサイズを売り出します。するとモデルさんしか着られなかったデザインの服が、ちょっとスタイルの良いお姉さんが着られるようになります。ちょっとスタイルの良いお姉さんもモデルさんになったような気になって喜んで購入するわけです。
そして最後にその服にあこがれている普通のお姉さんが着られるようなサイズを出します。この普通のお姉さんの市場は大きいので大量につくって利益を出すという寸法です。この頃になると猫も杓子も着ているような大衆のデザインになっているので、すぐにブームが終焉を迎えることになります。
さてAirPods Proは?
で、AirPods Proももしかすると同じ戦略なんじゃね?なんてうがった見方を自分はしています。
最初は音にうるさい人が買う数量だけまず生産して売り切ってしまいます。音がいいぞ!なんていう評論家が出てくると自分も欲しくなるのですが、残念ながらものがないわけです。
で、次にアップルがまた少しだけAirPods Proを販売します。するとほしい人が真っ先に買うわけです。やっとの思いで購入するわけですから、音が良いと言わざるを得ないでしょう。その心理は下で説明しています。
そうやって、ちょっとづつ市場に小出ししてあげることで、AirPods Proを持っていることがステータスみたいになるわけです。
ProではないAirPodsも売れるはず
また、AirPods Proが売り切れならAirPodsにするかと妥協する人もいるでしょう。そういう人のためにはAirPodsはたくさん生産していたりします。アップルが本当に売りたいのは利益率の高いAirPodsのほうではないか?なんて勘ぐりたくなります。
まとめ
ということで、本当にアップル(の下請け)の生産が間に合わないのか、それとも故意に数量を絞っているのか真意はわかりません。
ただ、売り切れている=バカ売れ、とは必ずしも単純に言えないことも事実です。