バイクは出来損ない
バイクの小型車を知人から譲り受け、乗り始めた初心者な自分。
クルマの運転歴は30年に以上になりますが、バイクは高校生以来。
そんなベテランクルマドライバーが、バイクに乗ると、バイクって出来損ないだなと感じます。
まず、危険。シートベルトが無い(苦笑)。なので事故にあったら体が吹っ飛んでいきます。
それから2輪なので不安定。マンホールの上に乗ったらすべります。
それから寒い。この季節は風が猛烈に冷たい。手がかじかむ。雨が降ればびしょびしょになります。
それから、ものがあまり積めない。
基本、自分しか乗れない。
等々、悪い部分がたくさん見えます。
クルマと同じ移動が可能
ところが、よくよく考えるとすごいなと思ったのが、こんな小さなボディーとエンジンでクルマと同じ移動ができるということ。
クルマは軽で660cc。普通車なら1000ccとか2000ccとかが当たり前。
一方で原付なら50ccで、小型車なら125ccと、クルマの1割以下のエンジンサイズです。にもかかわらず、スピードはクルマ並に出せます。
乗り物の基本的な役割、それは移動手段。その意味でクルマもバイクも同等であることに驚いています。
逆に言えば、クルマってほとんど無駄な空間を移動させているだけだなと。4人同時に移動できるのに、1人で乗っているとしたら3人分無駄にしているわけです。
荷物をたくさん詰めるはずのトランクがからっぽでは、本来の意味をなしていないのだなと。
当然クルマは無駄を承知で安全性とか快適性を求めて現在の形になっているわけで、それはそれで否定するつもりはありません。
ただ、移動手段としてみた場合、大きなクルマと比較して小さなバイクは効率的なのだなと感じた次第です。
昔米国で見かけたスクーターの話
日本同様、米国でもバイクファンは多いのですが、どのバイクも基本的に大型です。750ccとか1000ccとかが一般的なのではないでしょうか?
自分が学生のころ、初めて米国で50ccのスクーターを見た時のこと。
ちょうど自分が立ち寄ったコンビニに駐車していて、珍しいかったせいか、オーナーと通りすがりのおじさんが話をしていました。
何気なく耳を傾けると、こんな会話が聞こえてきました。
おじさん「このバイクのエンジンのサイズはどれぐらいなの?」
オーナー「チェーンソーぐらいの大きさかな。」
チェーンソーという例えにのけぞりました(苦笑)。そうか、米国人の認識としては原付のバイクってチェーンソーにタイヤをつけて走らせている感じなのかと驚いた次第です。
で、そのチェーンソーで走るバイクがクルマと同等の移動能力を持っているということが、バイクってすごい点です。
ちなみに、米国で正月に行われるローズ・パレードではホンダがスポンサーになっていて、ボランティアやセキュリティーがホンダ製のスクーターに乗ってます。
カリフォルニアの街中ならスクーターも似合いそうです。