番号のないクレジットカード
セキュリティーのため、番号を記載していないクレジットカードの需要が高いのだとか。
基本的にカード上のICチップによる決済のために、ユーザーが番号を知らなくても問題がないわけです。
ネットでの買い物などで必要な場合のみ、スマホにダウンロードしたアプリからカード番号を知ることができるそうです。
番号が凸っているクレジットカード
カード番号と言えば、未だに番号が凸(エンボス)っているカードがあるのだろうかと、自分の財布を確認してみたところ、1枚ありました。
最近のクレジットカードは印刷されたものでエンボス加工はされていません。
インプリンターでカード番号を転写
このエンボス加工されたクレジットカードで思い出すのが1980年代の米国留学時のこと。
その当時、決済がオンライン対応されていないお店が結構あって、クレジットカードを感圧式の用紙に押し当ててコピーをとって処理していました。
そのため、クレジットカード番号が必ずエンボス加工されていたのです。
ググってみたらありました。クレジットカードインプリンター。懐かしい。
ご存知かと思いますが、この左側にある出っ張りを左右に「がっちゃんがっちゃん」と移動させるとカード番号が用紙に転写されるわけです。
ちなみに今でもインプリンター売っているようです。高いですけど(苦笑)。
で、自分の記憶が正しければ、お店はこの処理の前にクレジットカードの決済会社に電話(ネットではない!)をして、カードの残高があるかどうか確認をとり、承認が出てはじめてカード決済を受け付けたように思います。
なんともアナログな方法でした。
米国のクレジットカード文化
自分が留学した当時から米国ではクレジットカードは一般的でした。米国ではもともと”パーソナルチェック”なる小切手文化があるからだと思うのですが、クレジットカードがどのお店でも普通に使えました。
自分の記憶では、その当時日本ではまだまだ現金が主流で、クレジットカードを使用できるお店が少なかったように思います。
また使えるとしても、特定の金額以上、例えば5000円以上とか1万円以上とか、でないと使えないということもありました。また、お店によってはクレジットカード利用では手数料を取るケースもありました。
何にせよ、クレジットカードの利用がまだまだ普及していなかった時代でした。
米国留学時のクレジットカード
自分が留学準備をする上で、米国の情報が乏しく、どのようなクレジットカードを持っていれば良いのかよくわかりませんでした。
まず当時から主流だったVISAカードを持っていくことにしました。
ただVISAが使えない場合困るだろうと、心配した父がアメックスとダイナースカードをもたせてくれました。
実際のところ米国でVISAが使えない場所がなく、一度もアメックスとダイナースのお世話になったことはありませんでしたが。
ちなみに友人との世間話の中で、自分はアメックスとダイナースを持っていることを友人に告げると、「お前の家は金持ちだな」と言われました。
その当時何のことやらよく意味がわかりませんでしたが、アメックスとダイナースはそれなりの年会費がかかるようなので、金持ちだと思われたようです。
ただ、実際はサラリーマンだった父が仕事のつきあいで作ったもので、我が家は金持ちでもなんでもありませんでした(苦笑)。