イチョウ並木が黄色のトンネルに
近所にイチョウ並木があります。
この季節になると、イチョウの葉っぱが黄色くなってきれいです。並木道はさながら黄色のトンネルのようです。
ただ、落ちている銀杏が通行人に踏まれて、強烈なにおいを放っています(苦笑)。
銀杏は食べると美味しいのですが、この臭いだけはなんとかしてほしい!と思うのは自分だけでしょうか。
銀杏の何が臭い?
銀杏がなぜ臭いのか調べてみると、どうも”酪酸”と”エナント酸”と呼ばれる物質が原因だそうです。
酪酸はかんたんにいうとチーズのような乳製品が発酵するときに発生するにおいだそうです。同じく体外へと分泌される皮脂にもおなじような臭いがあって、足の蒸れたような臭いもこの酪酸が原因らしいです。
またエナント酸も同様に足の蒸れたような臭いを放つらしいです。
この2つの臭い成分が一緒になればなおさら臭いというわけらしいです。
都心のイチョウは臭わない!?
ところが調べていくうちに、なんと表参道や神宮外苑のイチョウは全く臭わないということがわかりました。気にしたことはなかったけれど、言われてみれば確かにそうかもしれない。
なぜ、表参道や神宮外苑のイチョウが臭わないかというと、銀杏がならないからだそうです。
え?銀杏がなるイチョウと、ならないイチョウがあるの?
なんとイチョウはオス株とメス株があって、実がなるのはメス株だけです。
そこで、おしゃれな町のイチョウは、植える段階で臭わないオス株だけを選んでいるということらしいのです。
逆に近所にある銀杏並木はそんなおしゃれさよりも、落ちている銀杏をひろって後で食べることのほうがお得と考えたのかもしれません。