シリコンバレーはIT系コメディードラマ
米国ドラマ「シリコンバレー」なるテレビドラマがアマゾンプライムで先月末から観られるようになっていました。先日まで全く気づきませんでした。
このドラマは2014年のHBO社のオリジナルドラマで、すでにシーズン5まで公開されています。それがアマゾンで観られるようになったというわけです。
このドラマ、自分はまだシーズン1の2話までしか観ていないので詳しいことは言えないのですが、IT系のドラマとしては珍しくコメディータッチです。
以前ホルト・アンド・キャッチ・ファイアを紹介しました。
これは、NHKのプロジェクトXのようなドキュメンタリーに近い感じで、どうやってIBMに訴えられずにPCを生み出すか、ひたすら試行錯誤を重ね、時には相手を騙し騙されるようなストーリーでした。常に緊張を強いられるようなドラマでした。
一方、「シリコンバレー」はおたく系プログラマが開発した圧縮アルゴリズムに10億円の価値がついたことからはじまるドタバタ劇です。はたから見るとドタバタですが、当事者たちはいたって真剣です。なんせ世界を変える技術と大金がうごめくわけですから。全くのフィクションですが、シリコンバレーならありえそうなところに面白みがあります。
とにかく、IT業界を小馬鹿にしているところが多々あって、とにかく笑わせてくれます。
ストーリー
主人公のリチャードの開発したデータ圧縮技術に突然10億円の価値がつき、彼の周りの友人プログラマ達との関係がギクシャクしだします。
データ圧縮技術を売ってしまうべきか、それとも売らずに自分で会社をやっていくべきか。会社を経営していくには誰を雇い、誰をクビにすべきか等々葛藤が生まれるというような話です。
ただこれは全くシリアスな話ではなく、降って湧いたようなお金や利権を巡ってのどたばた劇なので、くすくす笑いながら観ることが出来ます。
親近感
このドラマがいいなと思うところは、出演者が全員普通な人っぽいところです。イケメンでもないし、賢そうでもないし、といって完全なおたくでもない。いかにもそこらにいそうな人たちで構成されているところにすごく親近感がわきます。
自分も米国の大学でプログラムを学んでいたのですが、同期の友人はこのドラマに出てくるようなヤツラばかりでした(苦笑)。なので、「いるいる、こういうヤツ!」みたいなのりで観ることができます。これを観て、米国のプログラマってこんなんだと感じていただければうれしいです。
いづれにしても、今回は簡単なご紹介でした。もうちょっと観てみてから改めて感想を書いてみたいと思います。