Macの名前の由来
アップルが世に出したコンピュータ”マッキントッシュ”。その名前はりんごの品種名から取られたことは結構有名です。
ただ、コンピュータのマッキントッシュのスペルは”Macintosh”で、りんごのほうは”Mcintosh”、と微妙に異なります。
なぜ、このようにスペルをかえたのかというと...
実はその当時、すでにMcintosh Laboratoryというオーディオメーカーが存在したためでした。
ちなみにMcintosh Laboratoryは現在でも存在しており、このHPで製品を見ることができます。
商標登録に失敗
それで、アップルはMacintoshとスペルを変えて商標登録を申請したところ、発音が同じだからという理由で却下されてしまったそうです。
困ったジョブスはMcintosh Laboratoryに、Macintoshという名前を使わせてくれと直々に手紙を書き願い出たそうです。
Mcintosh Laboratoryのオーナーは、自分のところの製品とコンピュータとはバッティングしないので許可するつもりだったらしいのですが、会社の弁護士が反対したそうです。
使用料を支払い、後に買い取る
結局アップルはMcintosh Laboratoryに対して、使用料を支払ってMacintoshという名称を使わせてもらえるようになったそうです。
最終的にはMacintoshの使用権を買取り、商標登録をすることが出来たということです。
この時に支払った額は公になっていませんが、Mcintosh Laboratoryの弁護士によると1千万円なんていうはした金ではなかったということです。
そもそも当初、なぜりんごの名前にしたかというとMacの生みの親であるジェフ・ラスキンがりんごが好きだったからということらしいです。
大金をはたいてまで、こだわる名前だったのかどうか。現在まで35年間使われ続けていることを考えれば高くなかったかもしれませんが。